Passamezzo

パッサメッツォを調べていて感じた事。

WikiPediaによると

パッサメッツォ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

パッサメッツォ(イタリア語:passamezzo)とは、16世紀から17世紀前半に流行した、バッソ・オスティナート技法による一種の変奏曲。バス声部(通奏低音声部)が不変であるため、旋律や和音構成が変わっても、基礎的な和声進行が保たれている。バスの動きと和声法の微妙な差異によって、新旧の2種類に大別される。

パッサメッツォ・アンティコ
(イタリア語:passamezzo antico「古いパッサメッツォ」の謂い) イタリア・ルネサンス音楽に始まり、16世紀に西欧全土に浸透した、和声進行の定型。度数にすると以下のようになる。

i|VII|i|V|| III|VII|i-V|i|| ※小文字は短和音を表す。
イ短調を例にコード進行で表記すると、

Am|G|Am|E|| C|G|Am-E|Am||
となる。

このように、主調と平行調の両方のトニカが含まれるのが、パッサメッツォ・アンティコの特徴である。有名な代表例に《グリーンスリーブス》がある。

パッサメッツォ・アンティコは短旋法と結びついた和声進行であるが、パッサメッツォ・モデルノは、後述するように長旋法の和声進行である。

パッサメッツォ・モデルノ
(イタリア語:passamezzo moderno「新しいパッサメッツォ」の謂い)

ルネサンス音楽から初期バロック音楽にかけて流行した和声進行の定型。ポピュラー音楽において「(アメリカン・)グレゴリー・ウォーカー(英語:[American] Gregory Walker)」と呼ばれるコード進行に該当する。

1500年代前半のイタリアおよびフランスの舞曲が起源の長旋法による変奏曲で、しばしば「リプレージ(イタリア語:ripresi)」と呼ばれる対照的な部分や進行を伴っていた。トーマス・モーリーが理論書『音楽実践への簡略な手引き Plaine and Easie Introduction to Practicall Musicke』において、パッサメッツォ・モデルノの響きをへぼ歌手になぞらえて扱き下ろしたにもかかわらず、フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブックにも数点がとり上げられたほか、1700年以降も大衆音楽や芸術音楽において人気があった。

度数で示すと次のようになる。

I|IV|I|V|| I|IV|I-V|I||
イ長調を例にベース音を示すと、

A|E|A|E|| A|D|A-E|A||
となる。

と書いてあります。

どうも怪しい。


当時は長調、短調と言うより、教会旋法の時代であったので

パッサメッツォ・アンティコは短旋法と結びついた和声進行であるが、パッサメッツォ・モデルノは、後述するように長旋法の和声進行である。

という記述は不適切だと思います。
ところで、

パッサメッツォ・アンティコの特徴である。有名な代表例に《グリーンスリーブス》がある。

というくだりが気になってしょうがない。
どうしても和声進行が合致しない。何故だろう?
いろいろネットで調べてみると、やはり私と同じ疑問を抱いている記事を発見。

2.漠然としか分かっていませんでした「ロマネスカ」ですが、ネットで検索するといろいろ出てきました。コメントに幾つかURLを貼り付けましたが、さんとすさんご指摘の件、「グリーンスリーブスはパッサメッツォ・アンティコではない。」について、適切な譜例を見付けましたので載せます。

私もGreensleevesはRomanescaだと思います。
ついでに言えば、WikipediaではPassamezzo anticoについて「主調と平行調の両方のトニカが含まれる」とありますが、教会旋法のヒポドリア旋法(第2旋法)またはヒポエオリア旋法(第10旋法)であると捉えた場合に、最初のバス音は支配音に当たりますので別に転調したわけではなく、支配音から始まっただけでは。
関連する記事:
1:Greensleevesのコード進行
2:教会旋法

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